東南アジアと中国の国境を越えた観光

東南アジアは独特の神秘的な文化と南国の自然美、中国は壮大な土地と悠久の歴史文化を内包しており、アジアを訪れるチャンスがあれば、ぜひともこの2つを一度に満喫したいと願うものでしょう。現在、旅行産業もより多様国際化し、近隣の国々の国境を越えた観光交流がますます盛んになってきています。例えば、西安の兵馬俑とカンボジアのアンコールワット、ベトナムのハロン湾と桂林の山水風景、ミャンマー、ラオス、北京、香港などアジアの魅力ある都市の夢の競演を楽しむことができ、真の東アジアを知ることができます。

文化・歴史における類似点

アジアの文化や歴史において、東南アジアは中国やインドの影響を受けながら一種の多様的な複合文化を形成しています。歴史上、東アジアで大規模な文化を形成していた中国は周辺国に自国の文化を広めてきました。言語は違えど、これまでのコミュニケーションを通して、習慣・祭事・仏教文化など、特に中国の少数民族文化と深い関わりを持っています。

大自然によって結ばれた国々

中国の広西チワン自治区及び雲南省はインドシナの国々と多くの山脈や河川を共有しています。例えば中国の怒江はミャンマーのサルウィン川、タイのチン・チヤオ川の上流にあたり、中国の瀾滄江はミャンマー、ラオス、タイ、ベトナムを流れる国際河川・メコン川の上流にあたります。また、東南アジアを跨ぐ山々は河川に沿って中国の横断山脈に連なっています。このように、東南アジアと中国は文化や歴史だけでなく、地理的にも深い関わりを持っており、東南アジアから中国へ、中国から東南アジアへ移り変わる自然景観を楽しむことも大きな魅力の一つとなっています。