ルアンパバーンは、ルアンプラバンとも呼ばれ、ラオスの首都です。ラオスの要衝であり、有名な古都と仏教中心でもあります。カーン川とメコン川が交わる地点にある町であり、「L」という文字の形をしている半島であり、面積が10平方メートル近くです。町はメコン川の左岸に広がり、山に寄り沿い、川に臨んでいます。気候が涼しく、地形がなだらかであり、海抜が平均290メートルです。
ルアンパバーンはその名に恥じない「仏の邦」であり、あまり広くない町では寺院や僧侶が多いです。町を歩いてみると、古いお寺と殖民地の時期に建てられたフランス風の別荘がぎっしりと軒を並べています。日暮れになると、プーシー山の夕焼けとメコン川の波が互いに照り映えて美しくなります。夜店に行くと、さまざまな工芸品や親切な経営者が多くて、応接にいとまがないほどです。その町で見られるオレンジ色の服を着ている僧侶たちや、白壁と赤レンガの西洋式の建物や、赤と青の縞模様の夜店のハウスなどが、色とりどりの夕焼けと照り映えるのは、まるで一幅の美しい絵のようです。ですから、早くの1995年にはルアンパバーンがユネスコに世界の歴史遺産の名簿に登録したのは、そのためではないでしょうか。