バガン(Bagan)はミャンマーの歴史古城と仏教文化の遺跡で、そして観光の名勝地でもあります。バガンはミャンマーの中部に位置し、マンダレーから西南に145キロの所にあります。ミャンマーの中部を流れるエーヤワディー川(Ayeyarwady)の中流の左岸に位置するバガンは実際ミャンマーの中心地区にあることになります。バガンは仏塔の都と呼ばれ、全盛期に約4千以上があると言われました。バガン市街地に現在、ミャンマーの各歴史の時期に建造した数々の仏塔や寺院が保存されています。町の仏塔や寺院の建築芸術などはミャンマーの古代建築技術の縮図として、ミャンマーの労働人民の知恵と創造力を表しています。バガンはすでにミャンマーの貴重な歴史的文化遺産となっています。バガンは900年間余りの歴史の変遷を歩んできました。歴史的変遷と地震により、昔日の輝かしさが消えてしまったにもかかわらず、現在、なお大小2000余りの仏塔や仏教遺跡がその歴史を立証することができます。これらの大量の遺跡に観光客を魅了します。
25キロメートルにわたるバガン古城を散策すると町の至る所で大小さまざまな仏塔や寺院が見えます。まさに「門を出ると仏塔に出会い、一歩も歩くと菩薩に会う」と言われるほどです。統計によると西暦11世紀から13世紀にかけてバガンで造った仏塔が合わせて一万以上にも上ると考えられます。そのためバガンは「万塔の城」と呼ばれます。数百年以来、バガンは戦火や1975年に起きた地震に見舞われたにもかかわらず、やはり仏塔が千余りも残されています。
バガンの仏塔はカンボジャのアンコル・ワット遺跡と並び有名ですが、アンコル・ワット遺跡が雄大な外観の中に隠れた精緻な彫刻により世に知られています。そうするとバガンは幾千万とも思える仏塔の迫力に圧倒されます。
あなたはバガンでサンセットを見たり馬車に乗って仏塔の間を散策したりすることができます。あるいは熱気球に乗って幾千万の仏塔を見下ろしたり、余り知られない塔群の間を自転車に乗ったりすることもできます。
気候:
バガンは大部分が熱帯気候に属します。ほかの東南アジアの国と同じように、一年に三つの季節に分けています。3月から5月にかけて暑い季節で、6月から10月にかけて雨季になります。そして11月から翌年の2月までは涼しい季節となります。バガンにとって一番いいのは11月から翌年の2月までの涼しい季節です。春もよくて少し短いですが、間もなく雨のよく降る季節を迎えるのです。