カンボジア国境近くにあるボロベン高原(Bolaven Plateau)はクメール系の少数民族の村々が点在する地域です。ここに生活する人々は素朴で、言語や風習がそれぞれ違います。この地方の子供たちは蜂蜜を混ぜた水たばこを吸う習慣があります。またここには風光明媚な滝がたくさんあり、パクソン町の西数キロにはある落差120メートルのパーンという滝が一番有名です。最低気温が10℃、最高気温が30℃と冷涼な気候のため、ボロベン高原は雨期と乾期を問わず野菜栽培が可能だという利点を持ち、ラオス最大の野菜生産地となっている。主な経済作物はコーヒーやカルダモン、バナナなどがあり、特にコーヒーは有名で、世界各地に輸出しています。