到着と出発
現在、中国からラオスまでは、昆明―ビエンチャンの航空便だけです。このラインはラオス航空会社と中国東方航空会社との二社が経営しています。航空便が毎日あります。ラオスから出国する場合は、10ドルの出国税がすでに航空券に入っているので、別に払う必要がありません。
国際長距離バスは、中国の昆明から出発すると、ラオスのビエンチャンまでも行けます。途中は中国の勐腊や磨憨、ラオスのルアンパバーンやバンビエンを経由します。バスは毎日の午後5時~6時に、昆明の南窑ステーションと昆明駅近くの国際ステーションから出発し、ルアンパバーンまでは24時間、バンビエンまでは32時間、終点のビエンチャンまでは36時間です。
内部交通
バス
ラオスは鉄道がない国です。北は山が多いため、道路が曲がったり、急だったりです。13号の道路が走りやすいですが、双方向一本線しかない道路です。わりと大きな都市のビエンチャンとルアンパバーンの間でも険しい山道だったり、揺れた道のりだったりです。そのため、車や船に酔いやすい人は薬を用意しておきましょう。都市と都市の間は地形の隔たりがあるので、片道でも所要時間が一日もかかりますから、余裕の時間を持ったほうがいいでしょう。
長距離バスは乗車料金が安いので、貧乏旅行の人にいいでしょう。二階建ての長距離バスがあります。それは夜間運行のVIPバスです。バスは2種類ありますが、そのうちの一つは上段にも下段にもベッドがあります。ベッドは普通ダブル用ですが、一人旅行の場合は、性別によって手配してくれるから、心配が要りません。
トゥクトゥク・タクシー
トゥクトゥク・タクシーは二輪車と三輪車との二種類があります。三輪車は道端で手を挙げると止めてくれるから便利ですが、料金を聞いておいたほうがいいでしょう。地元の人と一緒に乗る場合は、その料金を参考に聞いてから乗りましょう。一駅は約1ドルです。
自転車
ラオスの町では、交通がほとんど込まないし、車のスピードもわりと速くないから、ドライブしやすいです。主な観光地では、自転車がレンタルできます。値段の安い中国産またはタイ産の自転車は一日に2500kipです。長距離旅行の場合は、自転車を持ってラオスに入ってくるのも面倒なことではありません。北方の山岳地帯で自転車に乗りにくい場合は、バスが載せてくれるから、心配が要りません。
レンタカー
中国や日本製の踏み板の軽オートバイは、ビエンチャンやバンビエン、サワンナケート、パクセ、ルアンナムターでは、一日に64000kip~80000kipの料金でレンタルできます。
ラオスでは、レンタカーは非常に高いですが、都市以外のところへ行く場合は、レンタカーを選んだほうがいいでしょう。ビエンチャンのアジア・ビークル・レンタル(Asia Vehicle Rental:AVR; Tel: 021-17493;avr@loxinfo.co.th; Th Samsenthai)では、運転手がつくかつかない乗用車や、マイクロバス、四輪駆動車、ワゴン車などは、一日のレンタル料金はガソリン代を含まず70ドル以上です。
フェリー・ボート
ラオスは国外への客船がありませんが、一部のところで忙しく運営しているフェリーはあります。フエイサイとルアンパバーの間のスロー・フェリーは最も人気のある川上の観光コースで、毎日も往復しています。パクセとシーパン・ドンの間、またノーンキヤウ(Nong Khiaw)とルアンパバーの間のラインも人気がありますが、定期でないため、貸し切りをしなければなりません。
メコン川の上流にあるアンパバーとフエイサイの間、またシェンコック(Xieng Kok)の間は、“heua wai”というタイ製の高速フェリーが運営されていますが、非常に珍しいフェリーです。このフェリーは全長が5メートルで、40馬力のエンジンがつき、船足が浅いです。
普通のフェリーが2日またそれ以上の時間がかかる距離は、高速フェリーなら6時間しかかかりません。でも、高速フェリーの料金が高いから、ほかの乗客と一緒にその費用を分担したほうがいいでしょう。定期的に往復している高速フェリーもあります。
バス
ラオスのバスはvip bus、espressbus、localbusの三種類があります。
vip busは観光バスともいい、大型のデラックスなバスです。トイレつきで直行ですから、切符の料金が高いです。乗客はほとんど外国人観光客です。
espressbusも直行バスですが、普通のバスですからエアコンやトイレがつきません。乗客はラオス人と外国人観光客がだいたい半分半分です。
Localbusは種類が多いですが、bigbusもminibusもほとんど古いものです。バンビエンからビエンチャンまでは約25000kipで、料金が安いです。