ワット・ビスンナラート(Wat Wisunalat)は1513年にビスンナラート王によって建立されたルアンパバーン最古の寺院で、有名なパバーン仏が2回ここに安置されたことがあります。1887年に中国雲南の黒旗軍の侵入により建物は焼却されましたが、1896年から2年かけてサッカリン王によって再建され、かつての木造建築物は現在のコンクリート造りとなっています。本堂の窓は「クメール・シャム様式」の装飾が施され、そろばんの目を縦に並べたような様式(連子窓構造)が特徴です。
寺院内にあるタート・パトゥム仏塔の形が西瓜を半分に切ったような形するから、ワット・マークモー(西瓜寺)の別名があります。 タート・パトゥム(西瓜塔)は1503年にビスンナラート王の皇后により2年かけて建立され、高さは35mあります。1914年の大雨で破壊されましたが、塔の内部から約140点の水晶仏、金仏像などの金銀財宝が発見されました。 水晶仏、金仏像は現在王宮博物館に展示されています。