ミングォン・パゴダ (Mingun Paya)はミャンマーのサガイン省のミングォンに位置し、マンダレーの西側にあります。ミングォン・パゴダ仏塔は1782年に建造されたもので、当時の国王は皇后に仏塔の頂上まで登り、遠くのバガンにある無数の仏塔を拝む願いを実現させるために造ったものだったと言われます。国王は自ら工事の監督に臨みました。残念なことに、1819年に工事が終わっていない時、国王が死んでしまいました。結局、世界最大級とも言える煉瓦造りの仏塔の遺跡に終わってしまいました。それでミングォン・パゴダは世界で最も大きい煉瓦造りの建物の一つに定着しました。話によると国王が死んだ時、ミングォン・パゴダがただ工事の三分の一しかできなかったと言います。その雄大無比の造りに思わず驚かされます。台座は高さ160フィート、長さ312フィートあるほどで、その大きさといったらないです。ところが、その後、仏塔の工事を続ける人はもう現れなく、ただ入口のところに、一対の威風堂々たる石の獅子が置かれただけです。1838年に起きた地震に見舞われ、さんざんに壊れてしまいました。現在、ただ大きい胴体と太い脚、及び完全な尻尾だけが残っています。1838年に起きた大地震が獅子を壊しただけでなく、仏塔も壊してしまい、ただ巨大な土台みたいな台座が残っているのです。