チエンマイは「北方のローズ」と呼ばれる美しい古都であり、バックパッカーの「避難港」とも呼ばれています。ピン川の畔にあるチエンマイはタイの北部の最も大きな都市です。チエンマイはかつてタイの北部を支配したラーンナータイ王国の首都として盛んな時期がありました。チエンマイは四面が山に囲まれて、地理的位置に恵まれています。市内には驚かされるほど100以上の寺院があるほかに、我も忘れて興奮させる歴史的な観光スポットや賑わっているマーケットなどがたくさんあります。夜の生活も多彩で豊かです。チエンマイの経済は手工芸品の貿易により繁栄しています。そこでは伝統の技術で有名になった手工芸品は生産されています。街にある小店や夜店ではいろいろな商品が手に入れます。活力に満ちた都市や夜店のほかは、城壁や城門やお堀などが残存されており、古いお寺もたくさん残っています。温和な気候に引き付けられた多くの外国人がそこに長く住むようになっています。近年、チエンマイは経済の発展が速くて、高級なホテルやおしゃれなレストランが雨後の竹の子のように次々と建てられています。このような新鮮な感覚と地元の従来の特色が互いに溶け合って新しい風格ができたのです。
チエンマイは文字通りで「新しい都市」という意味です。タイの北にある古い都であり、第二の大都市でもあります。ラーンナー王国のマンラーイ君主が1296年に、チエンラーイからチエンマイに遷都しました。チエンマイはその後、だんだんタイの北の王国の経済や文化や宗教などの中心になりました。そして、マンラーイ君主が支配したチエンマイは小乗仏教の主な発祥地にもなりました。その時期とその後のティローカラート王が支配した時期には、優れた寺院がチエンマイ市内に多く建てられました。現在、「寺院の町」とも呼ばれているチエンマイはバンコクほど広くないですが、寺院の数がバンコクと同じぐらいです。多くの寺院は、チエンマイの最も盛んな時期の13~16世紀の半ば頃に建てられたのです。チエンマイはまたタイで主な宗教の中心であり、多くの寺院がその頃に保存されたのです。その後は、ミャンマーに一時支配されたため、多くの寺院がミャンマー人に改築されました。それにもかかわらず、チエンマイの宗教的建築はラーンナー時代の縮図だと認められています。寺院の梁や柱や扉には精巧な彫刻が残されています。
現在の古城はやはり純朴で長閑な風格をもっています。古い寺院だけでなく、快適な買い物の環境や完璧な観光施設や泊り心地のよいホテルなども、各地の観光客をどんどん引き寄せています。