フエはベトナムの中部にあります。町の裏側にキンフン山があり、東の南海から8キロであり、西にチョンソン山脈があり、美しいフォーン川が町中を流れています。北岸に禁城の旧市街があり、南岸に新城の商業区と住宅地があります。フォーン川の両側に青々と生い茂っている木がいっぱい生えて、遠い山が緑に覆われているため、風景が非常にきれいです。アメリカの『国家地理雑誌』というマガジンが2年間をかけて、「人の生涯に見なければならないところ」という世界の500の候補から50ヵ所を選びましたが、ベトナムのダナンからフエにかけての地域はその中の一つです。
フエは、ベトナムの阮朝に各代の皇帝が都を定めたところであり、百以上の歴史文化財が現在でも保存されています。その中の各代の皇帝の陵墓、宮殿、パビリオンなどの建物は代表的なものです。そのため、古都のフエはベトナムで観光資源が最も豊富であり、風格の違った建築工事が約300ヵ所もあります。例えば、古い城や宮殿、阮朝の皇帝の陵墓、寺院、民間の建物、ベトナムの代表的な古代の庭園シリーズなど、これらのすべては風格のあるものとして、毎年多くの観光客を引き寄せています。主な観光ポイントには、フエの陵墓、観光船でのフォーン川下り(フエで最も美しいところ)、ミンマン帝の陵墓、トゥドック帝の陵墓、カイディン帝の陵墓、ティエンムー寺などがあります。