漁村
ムイネーの漁村「フィッシングヴィレッジ(Fishing Village)」は必ずと言っていいほど撮影に打ってつけの場所でしょう。これはおそらく多くの人がムイネーに深い印象を残した原因かも知れません。普通カメラマンは漁村で二日間の撮影日程をアレンジし、ご来光と日の入りを撮影することが定番です。一方、波が絶え間なく海岸を洗い、潮が満ちると薄い海水がまた隈なくその表面を覆い隠すのです。この時の海岸線は遠くから見れば一枚の鏡のようになり、そして人や物の影のすべてがそこに映り、素敵な景色になります。ムイネーの漁村はよそのビーチと違うのは波が長い緩衝区域を通ることです。基本的に何十メートルほど広いビーチが休みなしに海水により洗われています。ビーチを裸足で歩くと暖かい海水があなたの足の指の間を流れていって、なんと素敵な感じでしょう。男はふつう海に出て漁をする一方、女は漁獲したものを手入れします。ベトナムの漁船は船首に深紅の色を塗り、とても特色があって目立ちます。そして船首の方に二筋の白色が描かれていて、まるで漁船の目のように見えます。その周囲に更にいくらかの模様も書かれ、船首に旗が掲げられています。このデザインはベトナム漁民が海に漁に出た漁民に対する祝福のようなものだと窺わせています。