タイ料理は、フランス料理、中華料理、イタリア料理とともに、世界四大料理と呼ばれています。タイ料理は味が辛く、酸っぱくて甘い料理として有名ですから、他国の料理よりその名が速く広まるようになっています。味、香り、美味しさのほかに、ユニークな民間薬や辛いものを加え、健康と視覚にも工夫を凝らしています。タイでは、スープ、カレー、海鮮、香ばしくて辛いサラダなどの料理や熱帯の果物などいろいろな食べ物が食べられます。宴会場、ヨットまた全国各地のレストランでは、トップコックの作った料理が贅沢に味わえます。首都のバンコクでは世界各地の料理が食べられるという「天国」ですから、ほかの都市と同じく美味しい料理が味わえます。
ユニークな料理
ケップムー(揚げ豚皮)
干した豚皮を揚げて食べると、その美味しさは口にしないと分からないでしょう。普通は、香辛料を入れてサンドイッチにして食べます。
カノム・クロック(Khanom Krok)
このお菓子は、濃いココナッツの粉、米の粉、卵、砂糖などを一緒に混ぜてから、鋳型の陶鍋に入れて煮てできあがった甘味のある食べ物です。タイの美味しいお菓子として街の多くの屋台で販売されています。
アメリカンチャーハン(kow pud American)
アメリカンチャーハンは、ベトナム戦争時、タイに駐在したアメリカ軍が残した食べ物ですが、タイの「チャーハンのルーツ」とも言えるでしょう。中にはソーセージ、野菜、パイナップルなどユニークな食材を入れ、トマトソースで味付け、炒め卵を載せてできあがった料理です。
パッドタイ(pad thai)
パッドタイはタイ人の主食として、タイ人にも外国人観光客にも好まれる食べ物です。細いうどんを酸っぱくて甘いソース、豆腐、卵、干した海老のむき身などと混ぜて炒めた料理です。ピーナッツとレモン汁を入れて食べると、さらに美味しいです。
燕の巣のスープ
タイ風の燕の巣(燕窩)のスープはタイではどこでも見られます。街の屋台で100バーツ、更に50バーツという安い値段で美味しい燕窩のスープが一杯食べられます。燕窩の主な産地は南のスラートターニ府にあるビラーズというところです。そこはタイの燕窩の産地として有名です。広い海に点在している多くの島では、群れを成す燕が岩の穴に止まり、吐き出したもので巣を作ります。燕が吐き出したにかわ状のものは「燕窩」といって、その物は値段がかなり高いです。政府の営業許可を得た商人が人を雇い、島に行って燕窩を集めます。最も美味しい燕窩を食べようとするなら、唐人街にあるフカのひれ燕窩というレストランは最高で、値段が安く量もたっぷりです。
カレー蟹
カレーと蟹の炒め物はタイの名物料理の一つです。主な食材はココナッツの汁、玉葱、小葱、カレーの粉、新鮮な蟹などです。カレーをいい香りがするまで炒めてからスープを入れてできあがったカレーソースを使って、蟹を炒めます。このように炒めた蟹は美味しく、香りのいいカレーの味も出てきます。