チャム彫刻博物館
チャム彫刻博物館はダナン市に位置し、チャンフー通り(tran phu)とバクダン通り(Bach Dang)の交差点にあります。博物館はベトナムのフランスオリエンタル研究学院の援助のもとで1915年に設立しました。1936年に一度増築され、1939年に落成しました。ここは世界でダナンにある最後のシャンパ都の文化収集の宝庫だと認められています。シャンパ都として良く知られている場所に茶喬(Tra Kieu)、ドン ドゥオン(Dong Duong)、ミーソン(My son)、拾満(Thap Mam)があります。博物館の外観は古めかしく見え、なかに七世紀から十六世紀にかけて歴代に亘るシャンパ族の踊り子の石像やシャンパ族の貴重な文化財など、合わせ300点以上は展示しています。このほかに10軒それぞれ展覧室が設けられています。チャンパ博物館はチャンパ族の独特の建築風格に基づいて造ったものです。白色の陳列室に施した装飾用の細いラインが簡素かつ尊しい感じです。チャンパ建築学は5世紀から15世紀までの間に勃発したと見られます。すなわち母系社会の隆盛期に当たると言います。現在、博物館の中で約300以上の彫刻品が陳列され、中に赤色の焼き物が多く含まれます。これらの彫刻品は殆どベトナム中部にあるシャンパ族の寺と塔などから収集してきたものです。特にクアン ビン(Quang Binh)からビントゥアン(Binh Thuan)までのものがもっとも多く寄せられました。あらゆる彫刻品はそれぞれ収集の地名で命名した陳列室に展示されています。陳列室の作品を見学した後、屋外にある展示品を見学することもできます。