ビミアナカス

ビミアナカスの元の名前は金角山、アンコール・トムのバクッセイ・チャムクローンの北西、バプホーンの東北にあります。ラージェンドラヴァルマン2世 (Rajendravarman II)（944-968年）統治時代の10世紀末に建造され、次いでスーリヤヴァルマン2世の統治時代に、3層ピラミッド構造のヒンドゥー教寺院として再建され、風格にはインド文化の深い影響があります。そんなに有名ではないけど、クメール建築技術の重要な一つと認められ、アンコール寺院の前身として、ピラミッド構造や中央塔や画廊と廟門などのアンコール建築技術の元素を含めっております。

宮殿と言われるが、王宮ではありません。元の王宮はビミアナカスの東北方向に約200mを離れる所にあったが、木造の物で、もう存在しておりません。中国の宋の時代や元の時代の歴史図書により、王宮は極めて壮観で、壁にゴールドを嵌め込まれ、地面にシルバのレンガを敷かれ、柱に仏像を彫刻され、王様の五色の王座に七色の宝石をはめ込まれておりました。

ビミアナカスは三層の長方形須弥山を重ねてピラミッドの形をして須弥山を象徴しており、須弥壇の四角に獅子や象が彫刻されております。壇が赤土連がで築き、高さが16mであり、一段目は35m*28m*4.6mで、二段目は30m*23m*4.4mで、三段目は25m*19m*3.2mでおり、それぞれの四辺の真ん中に急な階段で上とつながっております。一番上の壇の周りに欠けた画廊があり、真ん中に以前にあった金寶塔はもう見えません。その中央塔には9つの頭を持った蛇ナーガ（蛇神）が宿り、女性に姿を変え、王は夜な夜な女性（ナーガ）と交わらなければならなかった。もし一夜でもこの行為を怠れば王は早死にする信じられていたという伝説があります。

 ビミアナカスの風格は多方面にインドの深い影響を与えられ、須弥山造型や数多くのナーガ（蛇神）の彫刻はインド神話からです。また、アンコール寺の画廊にビシュヌが92人のアスラと88人の天神を命令して、蛇王ヴァスキをロープにして乳海を攪拌する物語が彫刻されております。アンコールはクメール語で蛇を意味するので、ビミアナカスにはナーガの彫刻がないけど、王はナーガと性交する伝説があり、それもインド神話からです。