ヒン・タ ヒン・ヤイ
タイ語でヒンタヒンヤ(Hin Ta Hin Yai)と呼ぶ岩はサムイ島(Koh Samui island)のラマイビーチの南側に位置し、二枚の形が奇妙な岩からなっています。その形はそれぞれ男女の生殖器に似ていることからヒンタヒンヤと呼ばれています。別名でそれぞれ「おじさん岩」と「おばあさん岩」とも呼ばれます。二つの岩の間はおよそ20キロの距離を置いています。岩の形を見ると誰でもこの大自然の「巧みな彫刻」に驚きます。その中でおじいさん岩が海辺の岩から空にそそり立っています。おばあさん岩は広いうえ、平らです。折よく真ん中に長くて深い隙間があります。ふだんは百メートル先の渦巻く海の中に隠れていて、潮が引いた時だけに見ることができます。周囲に無数の岩が広がるヒンタヒンヤは日光を浴びたい人々の憧れの地です。地元では仏教を篤く信仰し、恋愛についての伝説も伝えられているから、ここは恋愛達成や福探しの地と思われています。そのためにここで日光を浴びたり幸せなどを祈願したりすることは昔からのしきたりになっています。あなたは体中にヤシの実の油を塗りつけ、静かに暖かい日光を浴びることは何と快適なことでしょう。また祖父母の岩に通じる小道は商店街であり、ヤシの実などの買い物に人気が集まっています。ここではヤシの実で造ったお土産が多く並べられ、地域の買い物の目玉とされるということです。