ワット・プラーイ・レーム
ワット・プラーイ・レーム(Wat Plai Laem)はサムイ島の北部に位置し、最近新しく落成した寺院です。寺院は多くの建物や仏像が殆ど人工による湖の真ん中に造られています。寺院の複雑なデザインはタイの一流アーティストであるJarit Phumdonmingの手によって作成されました。寺院の建物が大きい割に隅々まで精緻な工芸を駆使したために、遠くから見ればさながら巨大な色鮮やかな芸術品のように見えます。特にうだつが上がる屋根は素敵であり、風変わりな建築スタイルにまず感心します。それよりも白色に工夫した千手観音坐像が高さ20メートルほどに及び、青空に腕を伸ばした観音様の威厳さや慈しみに満ちた表情に息を飲みます。一方では柔和な表情を示してくれる観音様は人々の信仰に対する心をうまく掴めるようにも見えます。ここで仏教と芸術とはいかに見事にマッチしたことが窺うことができるのです。千手観音は衆生のすべての願いを叶えてくれるとされ、多くの人々の信仰を集められます。その中で恋愛達成を目指す若者や子供がほしい夫婦などはこの寺院を訪れることが多いと言われました。