パンガー湾(Ao Phang-Nga)はプーケット島とタイ南部のマレー半島に囲まれたアンダマン海域に位置します。1981年に周辺の海域はパンガー湾国立公園に指定されました。公園は海上に無数の石灰岩の山や岩が林立していることから、ベトナムの「ハロン湾」や「ミニ桂林」とも呼ばれます。さらにパンガー湾は2002年8月14日、生態系の国際的重要性からラムサール条約にも登録されることになりました。パンガー湾公園は合わせて42の島々から構成され、28種のマングローブ、藻場、サンゴ礁などが見つかっています。その中で最も名高い島がタブー島であり、「ジェームズ・ボンドの島」として知られています。この島は石灰岩でできていて、海の中に針のように、また逆さまの紡錘のようにも立っています。1974年に公開されたジェームズ・ボンド・シリーズの『007 黄金の銃を持つ男』のロケ地としてよく知られています。 この映画が有名になった後、タプー島は多くの人々に「ジェームズ・ボンドの島」と呼ばれるようになりました。そのため、この映画の公開がきっかけで、タプー島は瞬く間に有名な観光地へ変身しました。特にここでシーカヤックで最高のミステリアスの気分が体験できる船乗りコースが人気を集めています。きれいな砂浜で海水浴も楽しめます。
パンガー湾は国立公園としての資源が貴重な生態系のほかに、1000年前と言われる絵画などの遺跡も数多く見つかったとこから、国内外にもその名が馳せています。毎年多くの観光客これらの魅力に引かれて訪れてきます。