統一会堂
統一会堂(Reunification Palace)は敷地面積が12万平方メートルに達する巨大な四階建ての白い建築物です。前ベトナム政権の大統領官邸として使われました。建物の中に100軒にも上るホールがあり、どのホールでも豪華に装飾されています。外交、宴会、娯楽、居住、軍事の指揮などの各種の機能を備えています。建物と庭園の設計において左右対称の配置を導入し、お互いに呼応し合う構造になっています。1868年に建造された統一宮はフランス古典主義を表す建築物であり、最初インドシナ総督府として機能していました。1954年に当時のサイゴン政府に移譲して独立宮と改名しました。20世紀60年代、独立宮は空爆により崩れました。その跡地に新しい建物が再建され、ベトナムの南北が統一を記念するために「統一会堂」と名付けました。