アーナンダ寺院
アーナンダ寺院(Ananda Pahto)は仏塔を囲む壁に数千とも言える大小の仏像が刻まれています。これらの仏像は太陽の光のもとで、厳かに頭を下げて一切の衆生を見下ろしているようです。毎日朝、地元の人や遠くから訪れた観光客が集まり、仏像に花を捧げて拝むことはユニークな風景となっています。アーナンダ寺院の境内にあるこの巨大な仏塔はバガン王朝の中期と見られた建物だといわれ、建造の技術はそれまでの仏塔のレベルを遥かに超えたとも考えられます。そしてミャンマー独特の風格を取り入れて造ったのは明らかです。アーナンダ寺院はバガン王朝における最も美しい建築物だと呼ばれ、正方形に形作った境内は延べ5ヘクタールにも及びます。境内の真ん中にアーナンダ塔があり、台座はサンスクリット風格を再現した正方形の巨大な石窟のような土台です。東西南北にそれぞれの門が開き、中に高さ10メートルほどのお釈迦様の像が立っています。台座の上に高さ70メートルほどの塔が安置され、非常に雄大な感じです。塔の表面は萌黄色に塗られていて外壁に大小数千体にも上る仏像やお釈迦様を巡る「本性経」についての物語りなど、その色付きのレリーフが付いています。このメインとされた塔の周囲に数多くの小さい塔や仏像、各種の動物と怪物などの彫刻があります。バガンは観光地として入場料が10ドルかかるとして町に入るときに買えばよいです。ただアーナンダ寺院の塔を見学し、写真を撮りたいなら、30~100チャットを払えばいいです。