スラマニ寺院
歴史の記載によると、ナラパティシードゥー王(Narapatisithu、1139年―1210年、在位1173年―1210年)はトゥーウイン(Tuywin)に登った時に、窪地に転がったルビーがきらきら輝くのが見えたと言います。王はこれが仏陀のお導きだと考えていて、その場所でスラマニ寺院(Sulamani Temple)を立てることにしました。1183年に二階建てのスラマニ寺院が完成されました。結局バガン末期における建築の代表と推奨されるようにもなりました。寺院はバガンにおける最も美しい灰色の泥による彫塑の一つとも言われます。寺院は二階建てのバルコニーがともに正方形で、バルコニーの四隅にストゥーパ(Stupas)と呼ぶ小さい塔が立っています。この塔が神聖なモノを表し、人間の敬慕する心を象徴しています。寺院の境内に四つのポーチがあり、東に面するポーチが最も大きいです。どのポーチにもレリーフによる小型の仏塔と横木がつけられています。そして大量の炎や三角形などの造形も柱の上に描かれていて芸術風格から見ればやはりサンスクリットからのものだったと分かりました。