マンダレー王宮

マンダレー王宮(King Palace)はミャンマー最後の王朝－コンバウン朝の王宮です。1859年にミンドン王が首都をアマラプラからマンダレーへ遷都する時に建てた壮大な王宮です。王都は城壁に囲まれて、一辺が3.2キロメートルあり、城壁に主門が四つあり、潜り門が八つあります。王宮は王都の中央にあり、正方形をしています。周りにお堀があります。宮殿内にはあるチーク材で造られた114の建物はテイボー王の時代にミンドン王と夫人が使用し、元王宮にあった物を移築された物で、手の込んだ木彫り建築の絢爛、壮麗に目を見張ります。当時の王都には王族や官僚の住居、給水システムや道路、木陰の多い遊園や水泳プール、ミンドン王専用馬や象の小屋、警備の歩兵隊、騎兵隊、弓兵隊や砲兵隊の施設、王座の殿堂、僧院や寺院などの素晴らしい設計で建設されました。またミンドン王の住居や王座の殿堂装飾は当時の優秀な技術者達によって装飾され、壁や柱まで純金箔で貼られた豪華な建物でした。1885年第三次英緬戦争後、テイボー王と王妃は王宮からインドに追放され、インドのポンペイに幽閉されてしまい、王宮は英国軍の基地となりました。第二次世界大戦中、王宮を含む要塞は日本軍に転用され、1945年に日軍と英印軍との戦いによって、城壁を除くすべての建物が完全に焼失されてしまいました。1989年にミャンマ―政府は歴史の資料と図面によって、複製建設の作業に取り掛かかって、1996年に竣工して、観光客にオープンしました。王宮にお勧めの見所が二か所あります。一つは33メートルの監視塔です。121段の階段の頂上まで登ると、王宮とマンダレーの景色が鳥瞰できます。もう一か所は王宮博物館です。ここにはビルマ王が使った物や家具や写真などが展示されて、バガン朝の歴史を深く知ることができる必見スポットです。