クドードォ・パヤー(Kuthodaw Paya)はマンダレー山の麓に位置し、1857年にミャンマーのミンドン王(King Mindon、在位1853-78年)により営造されました。「クドードォ・パヤー」(Kuthodaw Paya)とは「全世界で最も偉大な功徳の仏塔」という意味です。
仏塔は1857年に竣工されたに際して、当時ビルマ全土及び東南アジア全域にわたる合わせて2400余名の高僧を招き、第五回の仏教改正についての終結大会を開きました。最後に終結した三蔵経などを一々729個もの石板に刻むことになりました。そこでこの三蔵経を大事にする仏塔が造られたわけです。これらの石板が「世界で最も偉大な書籍」と称えられます。その規模は仏教分野においてはまたとない大きいものと言えます。話によると誰かが一日に8時間で読むとすれば、これらの「本」を読み終わるまで450日かかると言います。仏塔の内側にある壁の入口に一々お釈迦様についての物語りが書かれています。その扉はいずれも見守る神が書いてあるチークの木材で造った物です。中に造られた四つの回廊もゴージャスかつ雄大で人々を圧倒させてしまいます。