マハムニ・パヤー(Mahamuni Paya)はマンダレーの中心部から南3キロ離れ、マンダレー最大規模の仏塔です。1784年にボードーパヤー王がミャンマー西部のヤカイン州から運んで来た仏像を祭るためにマハムニ・パヤーを建てました。主塔の周りに80個の小仏塔が集まっています。マンダレ―乃至ミャンマ―では最も崇敬されるパゴダです。1096年にアラウンシードゥー王がここへ巡礼に来たことがあるそうです。
パゴダにはマミャンマーで最も名高い、高さ4mのブロンズ製仏像があります。19世紀の末、酷い火災があって、マンダレーの町が全焼されましたが、ブロンズ仏像が火災の難を逃れ、奇跡的に保存されて、再び人々の寄進によって金箔で覆われています。マハムニ仏像は大金仏とも言い、ミャンマーでは聖なる地位を持っています。毎朝の4:30に寺院へ仏像のための洗顔儀式に参加する参拝者が大勢集まってきます。男性の参詣者が金箔を佛像に貼りつけるのです。長年間かかって、金箔の厚さはすでに16センチにもなっています。女性はその中に入ることは禁制されていいて、外で参拝することしかできません。観光客や一般の人々も金箔を貼り付けることができますが、金箔を貼れるのは男性のみなので、女性は男性に頼んで貼ってもらうことになります。
境内に6体の青銅像があります。3体が獅子で、二体がインドのシヴァで、一体は頭が三つついた像です。それは12世紀にカンボジアで造ったもので、いろいろあって、最後にはここに移されました。その像に自分の身体に具合が悪い部分と同じ場所を撫でると効果があるそうです。