ベトナムならではの特産品
1、木彫り
木彫り工芸品はハノイやホーチミン市の工芸品店で売られており、ベトナムに来た観光客がほとんど好きなものを買って帰ります。有名な木彫り工芸品は、良質の材木で作られます。材木はほとんどベトナム中部の西原地域、または隣国のラオス、カンボジアなどの原始森林から取られます。普通、ハノイの木彫り工芸品はホーチミン市ほどやや劣っているため、価格もわりと安いです。白檀や桶の木、またほかの香りのある木材で作った木彫りは、触れば触るほどつるつるになるから、ペンキを塗らないほうがいいでしょう。ペンキを涂るとかえって香りがなくなります。
2、木製の花瓶とアクセサリーケース
工芸品商店では木製の花瓶とアクセサリーケースも売られています。良質の木で作られた花瓶とケースは、その表面に山水や花鳥や人物などの図案が貝殻で嵌められ、ペンキを塗ってぴかぴかになるまで磨かれます。そのほか、ベトナム産の良質の木で作られた箸も薦めます。黒木という木材で作られた箸は、ペンキも毒も嫌な匂いもなく、しかも消毒機に入れて高温消毒しても変形しないから、非常に長持ちです。
3、漆絵
漆絵はベトナムならではの芸術品で、濃厚な民族風格をもっています。漆絵用のキャンバスはベトナム産の堅木で作られ、顔料もベトナムの磨き塗料が使われています。磨き塗料はほとんど生漆などのような天然漆です。漆絵は耐磨性が強く、光沢があり、古めかしく感じられます。漆絵は山水や人物の内容が多いです。ほかには、ベトナムの絹絵も特産品ですが、あまり精緻でないため、やや低い等級品です。
4、切手
切手収集を好む人には、ベトナムの記念切手の購入も薦めます。記念切手はわりと大きな郵便局で売られています。当年のものも歴年のものもあります。ホーチミン市などの町では、切手の本をもって売り込む販売者の姿がよく見かけられます。