パフューム リバー
パフューム リバー(Perfume River)はベトナムのフエの自然景観を構成する重要な部分です。詩情に溢れる景色のことから、フエの魂とも呼ばれます。「パフューム リバー」という名前は川の上流に石菖蒲が密集し、清い水の中にどこからともなく薄い香りが漂うことから由来したと言います。パフューム リバーは長山山脈から流れ、天姥寺の西で東に転じフエ市街地を経由していきます。王都の南部で北東部に転じて流れていきます。フエ市街地をながれた部分は穏やかで洪水期以外に鏡のように澄み切ります。パフューム リバーによりフエの市街地が左側に旧市街地と右側の新市街地とに分かれています。青く澄んだ清流が両側にある水田や果樹園、ガーデンなどを潤していて、また賑やかな町や高く聳えた楼閣や東屋などを綺麗に洗い、何の垢も残されないです。幾つかの中洲が川の中に浮かび、また幾つかの橋も川に架かっています。そして川面に多くの船が動き、エールを鳴らす音も止まらないです。特にパフューム リバーの美しさが真夜中に尚更のことです。夜の帳の中に無数の明かりが夜空に輝く星と呼応して共にさざ波が立つ川面に映ります。お月様が高く空に登り、星と輝かしく交錯します。あなたはパフューム リバーでボートに乗り、バラード的な地元の民謡や宮廷音楽を含むフエ地元の耳に快いミュージックに耳を傾け、更に断続的に伝わってくる寺院の鐘の音も加わりますと、最高の楽しみが味わえられます。パフューム リバーはフエに爽やかな気候をもたらしてくれます。だから人々はフエと言えばまずパフューム リバーが思い出されます。パフューム リバーの美しさに魅了した文人や詩人などは憧れていって、どれほどの詩人や文人がその魅力に名残り惜しく帰りたくなく、またそれに酔いしれたかが知りません。