ミンマン帝廟

ミンマン帝廟(Tomb of Minh Mang)は1840年に工事を始めたものです。ミンマーン皇帝が錦鶏山を孝山と改名し、ちなみに、ミンマン帝廟を孝陵（Hiếu lăng）と改名することになりました。1841年1月にミンマーン皇帝が崩御した時に陵墓の工事がまだ終わっていなかったです。紹治帝（しょうちてい）（Thieu Tri）は即位した一ヶ月も経ってから、父のミンマーン皇帝の意図に基づき、孝陵の工事を続行させました。1841年8月20日、ミンマーン帝の死骸が墓の中に埋められましたが、建築作業が1843年にやっと完成に辿り着きました。ミンマン帝廟(Tomb of Minh Mang)のエリアは大宏門から始まり、陵墓の裏にある羅城脚までです。顕徳門が寝殿区域の始まりで崇恩殿が真ん中に位置し、周囲では左右対称の庇と松房が配置されます。宏澤門を潜るとミンマン帝廟に付きます。建物の威厳さと静かさに周囲の草木による自然美も加わり、ミンマーン帝の厳しい性格、知識に関する博学並びにロマンチックといったキャラクターが伺わせています。ミンマン帝廟は最も雄大な皇帝の陵墓として知られていて、広々した境内に左右対称に配置した建物が一番目立っています。ここを陵墓というよりも、むしろ広い公園と言った方が適切です。敷地面積が広いにもかかわらず、建物が多くはありません。周りに生えた草や植物などの間を歩くとさながら公園の中を散策したような感覚になります。もし空からミンマン帝廟を見下ろすならば巨大な「明」という文字にも見えるのではなかろうか。