チャオプラヤー川
チャオプラヤー川はタイの国土を流れたインドシナ半島を跨る国際的川です。「東方のベニス」と呼ばれるチャオプラヤー川はタイの北西部にあるシャン・プラトー(Shan Plateau) 高原を源とします。上流に北から南へ流れた二つの川であるピン川(Ping River)、ナーン川(Nan River)からなっています。二つの川がナコンサワン(Nakhon Sawan )で合流した後、チャオプラヤー川と呼ばれるようになりました。その後、川の右側にスパンブリ―(Suphan Buri)と呼ばれる最大の支流が現れ、主流と並行しながらバンコク湾に流れていきます。チャオプラヤー川は支流を作ってから、引き続き南の方に流れていき、タイの西南部を経てバンコクの近くでバンコク湾に注ぎ、最後に太平洋に流れます。長さ1352キロに達するチャオプラヤー川は流域面積が延べ17万平方キロメートルに及びます。ほぼ雨水による水源が源となり、6~9月の間の豊水期が続き、その上、西南からの季節風による影響も強くて年間における水量の変化も激しいです。川は山岳地帯を流れたうえ、大量の土砂を運んだことから、河口が毎年海の方に延ばされていきます。洪水期を迎えた河口辺りの水の量が約一秒で3500立方メートルにも及びます。河の両側に広がる谷地が広くて「中央地帯」と呼ばれています。川の両側にある谷地に広がる平野が広くて流域にある支流なども交錯していることからタイの主なの農業地帯と位置づけにされます。そこで稲作や玉蜀黍、綿花、砂糖きびなどが主に栽培されています。河口地帯に主な都市にバンコクやドンブリ―王朝の都が築かれ、タイの工業と交通の中心地に発展してきました。バンコクからの下流を海を航行できる大型船でも通ることができ、河口から上流の方に400キロほど船でも遡ることができます。タイの最大の川とされるチャオプラヤー川は地元の言葉で「川の母」という意味に解釈されています。上流にそれぞれピン川(Ping River)、ナーン川(Nan River)、ワン川(Wang River)ヨム川 (Yom River)という四大支流があり、ミャンマーにあるシャン・プラトー(Shan Plateau)高原から源を発して、ナコンサワン(Nakhon Sawan )でチャオプラヤー川の主流をなしています。ワットシン( Wat Sing)という地名の近くでチャオプラヤー川は右側で最も大きい支流であるスパンブリ―(Suphan Buri)川を作り、主流と並行しながらバンコク湾に注ぎます。チャオプラヤー川の川面で船は今にも水に浸かりそうに見えますが、船の人が買い物客とは全然それを気にもせずに気軽に買い物の交渉に熱心になっています。そうすると船の船頭さんから発する客引きの声や観光客、近くの住民が騒ぐ買い物の取引の声などが喧しくなり、世界に共通する市場ならではの場面を創り出しています。