自国の文化への保護と観光客を引き付けるためにタイ政府はラーマ四世に開通したとされるラチャダムリ( Ratcha damri)にあるダムヌンサドゥアック運河で水上マーケット を開くことになりました。名前がダムヌンサドゥアック水上マーケット (Damnoen Saduak Floating Market )と呼ばれるマーケットはバンコクを訪れる観光客にとって気軽に行ける観光地の一つとしてよく知られています。ここはタイの昔のままの水上マーケットの面影を再現した所でもあります。ダムヌンサドゥアック水上マーケットはバンコクから南西に105キロほど離れたナコンパトム( Nakorn Pathom)とサムットソンクラーム( Samut Songkhram)の間にあります。バンコクの南部にあるバスステーションから78号或いは996号線のクーラーバスでいずれも二時間ほどで行くことができます。現在ここは既にバンコクの近くにあるユニークな観光地に成長しています。
あなたはもし朝7時頃水上マーケットに行けるならば、太陽の光が優しくて明るい上、
観光客もさほど多くはありません。この時あなたの目の前にあまりにも懐かしくて典型的なタイらしい絵巻を見せてくれます。両側に熱帯植物が密集している運河で野菜や果物などを載せた小舟が交錯するように行き交ったりしています。中でストーブを仕掛けてヌードルや麺類をその場で作っている船もあれば、いい香りが遠くまでするバナナの空揚げをする船もあります。そして船の行商者たちは岸には上がらず普通長い竹竿を使い野菜や果物を岸にいる買い物客に手渡します。長い梯子をかけて岸にいる買い物客と遣り取りをする人もいました。運河の両側に宙に浮いている木造の建物がずらりと並んでいて中を覗いて見れば様々な品物が山ほどに積み重なっているのは分かりました。