チェンマイ国立博物館 (Chiangmai National Museum)は1973年6月2日に開館し、1996年に改めて修築と増築により拡張されました。博物館はタイの北部における重要な芸術品と文化財を保存するために建てたものです。開館に当たり、タイ国王と皇后様もその式典に出席して祝いを捧げました。そしてチェンマイの700年の歴史に当たる1996年に合わせて建物に対する大掛かりな修繕や増築も行われることになりました。もともとただの歴史の文物展だった状態から多くの展示品を増やしたほかに、新しい設備や近代的なハードウェアも加わえられました。そのために博物館のグレードをアップさせ、より洒落たものとなりました。
博物館全体は全てタイの建築様式で造られ、屋根がタイの北部に定着したランナー王朝(Lanna Kingdom)のスタイルで完成したものです。敷地から中までタイらしい雰囲気を匂わせています。館内には六つのテーマ展示区域に分かれています。主にランナー王国(Lanna Kingdom)の自然と文化背景を再現させたコーナー、ランナー王国(Lanna Kingdom)の歴史の栄枯盛衰に関するコーナー、セイム王国が支配したチェンマイの歴史展のコーナー、ランナー王国(Lanna Kingdom)の貿易と経済展のコーナー、近代化を迎えた社会と社会の発展に関するコーナー、ランナー王国(Lanna Kingdom)のとタイの芸術品展コーナーなどが設けられています。最も注目すべきものは一階の展示コーナーにある巨大な青銅製の仏陀だと言われます。このように館内に収められたものが多くありますが、撮影が禁止となりますので、予めご注意いただきたいです。