ワット・チェット・ヨート(Wat Jet Yot)はチェンマイの北西部に位置し、600年以上の歴史が歩みました。1455年に建造されていて、澤玉寺とも呼ばれています。境内にインドから移された菩提樹が多く植えられています。1477年にここで仏教界の100余人による世界的会議が開かれたことがありました。寺院は七つの尖塔があることから、「七旋塔」と呼ばれます。当時タイの国王が自国の僧侶をビルマに留学させ、そこで南インドの建築スタイルの影響を受けてきました。ワット・チェット・ヨートはインドの仏陀とされたジャイェのマハーボーディ寺院(Mahabodhi Temple)の様式に倣い、建てました。七つの尖塔は仏陀が悟りを得た後、マハーボーディ寺院で過ごした七週間のことを意味しています。寺院は英語でChet Yotと言い、「七つの塔」という意味です。これは寺院の中にある一番有名な塔のことを指して言います。塔の台座に七つの小さい塔が安置され、「七旋塔』という名前の由来です。それに塔の礎に様々な神の像が彫刻され、いずれも時代の移り変わりを反映しています。寺院は完全に丁寧に手入れした芝生に囲まれていて閑静な環境に恵まれ、いかにも仏教の聖地らしい息吹きが漂っています。もし一人で散策するならば、心がその雰囲気に感化されやすいです。寺院を構成した草木にしろ煉瓦にしろ何一つとして古めかしさを感じないものがないです。また誰一人としてその歴史の厚みに息を呑まない人もいないであろう。特に古い「七旋塔」に頭が下がるばかりです。
記載によると遥界寺は蛇年生まれの人が好まれる寺院として知られます。